親から子供が叱られて、ストレスを感じる5段階
子育てをしていく中で、子どもが感じている気持ち(怒り)のステージについて、キッズコーチングで学ぶ機会がありました。
怒りを抱えた状態=心のストレスがかかった状態では、子どもの心の成長に悪い影響を及ぼしてしまします。我が家は、3歳・1歳の子どもを育てていますが、自分たちがかかえてきた子供たちと接する上で重要と思う点について書き残す事で、同じ子育て世代の方にも役に立つと思いました。子供の気持ちを理解することで、子どもがどういったストレスを感じているかを理解して接し方をコントロールして、子どもに少しでも成長しやすい環境を作ってあげたいと思います。
大人が子供を叱るときのポイントはコレ!
- 人格否定や放任し脅すようなことはしない
- 行動を正すアドバイスをしてあげる
子どもの行動は、親を困らせたり、周りに迷惑を掛けたりするものです。
なぜか→誰もが子供のころは無知で、いろいろ経験する中で知恵を蓄え成長していくからだと私は思います。
その成長過程の中で、周りの環境がその子供にとって大きな成長材料になるからです。
子供が心にストレスを感じている状態で日々過ごすのと、ストレスなく笑顔で過ごすのでは、1週間後の成長・1年後・10年・20年後の成長は大きく変わることを私は知っています。
社会に出て、いろいろな人と出会い、違う環境で育った人同士と出会う中で、価値観や心の広さ・ストレスとの付き合い方については子供のころの環境で違うからです。
子供は、親が期待すればその分成長するのです。子供の可能性を広げるのは親の使命でもあると感じています。心理学の一つでピグマリオン効果について聞いた事があるでしょうか?
そう、周囲の環境で成長の変化がみられるかもしれません。
さて親から子供が叱られて、ストレスを感じる5段階について記載します。4段階目と5段階目については、子供が恐怖を覚えてしまい、子供との信頼関係を築くうえで避けるべき行動です。心当たりある行動がある人は、これを機会に注意した方が良いかもしれません。
○○しなさい、と命令される
自分がしたい事と違うことを命令される際は、大人もそうですが子供も感じるストレスといえます。
子供が大きくなるにつれて、言葉を理解し行動が出来るようになってきます。成長していく中で、命令ではなく、次何をしたらいいか?子供に考えさせる練習をさせた方が良いと思います。
私は、受動性よりも自主性を高めてあげたいと思います。なので、子供に考えさせ、意思決定する練習を積ませてあげたいと思います。
「自主性」には意思の力が必要「自主」は、自分が自分を司るとことを表す語句です。たとえば、学校の先生に勉強しろと言われなければ勉強をしないような子供でも、勉強はやらなければならないものだということは分かっています。
したがって、自分の意思で率先して行動を起こすかどうかが自主性の有無の分かれ目で、自主性がある子どもは「言われる前にやる」けれど、自主性のない子供は「言われてから仕方なくやる」という結果になっていきます。そうはなってほしくない。
「受動性」とは受け身な状態や性質のこと
「受動性」とは、他からの働きを受ける状態や性質のことを指す言葉です。もっとわかりやすい言葉に直すと「受け身な状態や性質」となり、自分以外の外的要因によって左右されることをいいます。つまり「受動性」は、自ら進んでものごとに対処する「自主性」とは反対の状態をいっているのです。
なんでできないの?など子供の行動を否定した質問をする
なんでできないの??と否定的な言葉は、子供のストレスに繋がるかもしれません。
むしろ、子供ができないのが当たり前で、大人が出来るように導いてあげる事が重要だと考えています。
人は出来るようになる為、失敗を重ね出来るようになります。できないことに加え、他人からなんでできないの?とアドバイスではなく否定を含む言い方はストレスを感じてしまいます。アドバイスをしてあげ、小さな成功を認める(肯定する)を積み上げる事が大切になると思います。
意識して肯定することが重要で、子供の行動の事実を伝え、アドバイスをしてあげましょう。事実を伝えるには子供の行動を見る力を大人も練習していかなければなりませんね。
承認欲求を満たしてあげる
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、承認欲求はを満たしてあげる事で、モチベーションにも繋がると思いました。
何度も同じことを注意。繰り返される
この前もそうだった!など、否定的なことを何度も言われるとストレスを感じます。何度も同じ注意をしてしまう場合は、上記のアドバイスが不足しているかもと自分の行動を見つめなおす場面かもしれません。
アドバイスをして失敗した場合は、根気強くどうやったら成功するかを子供と考えていく事が必要になりそうですが、自分の経験を正解として教えるのではなく、どうやったら良いかを子供主体で考えさせることが良いかもしれません
人格を否定される
どうせ○○はできない。と他人から否定される事を繰り返すと自己肯定感が得られません。
特に、身近な人に認められていないと感じるとき、とっても悲しくなったり、さびしい気持ちになったりして、落ち込んでしまいます。
それは、関係性が身近であればあるほど、その思いが強まります。親は、子供にとって最も身近な存在です。
例えば、通りすがりのおじさんから認められなくても平気なことであっても、身近な人間関係のパートナーや友人などから認められなければ、距離感が近く精神的つながりの深い相手である分だけ、落ち込んだり、悲しくなったり、相手から受ける影響は大きなものになります。
自分の子供を認めてあげれる親を目指したいと思います。
放任
片付けができないからもう知らん!おいていく!や、出来んかったらもう捨てる!
この放任については、子供からすると、5段階の中で最も子供にはしていけない行動でしょう。
子供としては、最も身近な人物から捨てられる事は恐怖でしかないからです。冗談でも言ってはダメです。
子供も出来なくてイライラしているタイミングで、親から放任される恐怖を与えられるとパニックになってしまいます。
もし、子供に対してイライラして怒鳴ってしまった時の対処方
冷静になる
親が物理的に距離を取ってその場を離れましょう
反省する
子供に対して、感情的に怒鳴った場合は、怒鳴った事に対してごめんねと伝えましょう
親が誤る行動を子供も見ています。
※子供が出来ていないことに関してはアドバイスを伝える
安心させる・抱きしめる
怒られた場合の子供の行動パターンとしては
- 逃げて逃亡する
- 思考停止し、固まる。
- 言い返す。反撃する。
どれも自分の身を守る本能的な行動です。子供を一番に愛してあげられる存在になってあげましょう。その上で、
アドバイスをするポイントとして
- 事実を伝える
- 感情を受け止める
- 改善を促す
出来るだけ、具体的にアドバイスしてあげようと親が意識する事で子供の成長がより分かるようになるのではないかと思っています。
何事も意識して行動を変えていきましょう。
心理学と行動科学で作られた教育支援法(SFアプローチ)について(「何が悪いのか」ではなく「どうなりたいのか」という心理療法の手法です)
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